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他の質問で複雑性PTSDと最近診断された中年の女性です。家庭内での両親、姉からの虐待と、高校生からの宗教的虐待、パワハラ、性被害、医療関係者からの症状の否定と誤診、トラウマを受けた者です。先ほど、性被害(レイプ2回、執拗な痴漢被害、4歳の時の性被害未遂、露出狂においけられたこと)を書きましたが、他にも性的な経験がありました。4歳のころに自慰をしていて、悪いと怒られ炎症を起こしていたので病院で診察されて、怖い、悪くて隠さないといけないこと、でも気持ちいいこと学習しました。また、小学校5年の時に隣の遊具の前で立っている友人のスカートをこっそり挙げて下着を見ている男性をみました。友人は気づいておらず声をあげられませんでしたが恐怖とヘンな興奮を感じました。大学生以降、尊敬していた人にアプローチされて関係を持ったらネグレクトされていたし妻子は捨てるはずだから結婚してと言われたり、仲良く尊敬しているが彼女のいる先輩とそういう雰囲気になって初めての体の関係をもったら行為直後に冷たくなり、2回目もこちらから誘わないとしないといわれ行為をしたけど、また行為直後に冷たくなり、でもそれ以降も仲良くはしていた。知り合いや友人から性的関係に誘われることが多く、好かれたいし断りにくく性的奔放になっていたので関係を沢山もったこともある。付き合っていても身体メインのことも多かったし、満足もさせてもらえなかった。自分の欲を満足させたい気持ちや繋がりたい気持ちが強かったから自分が悪いと思うし、変な性衝動も人より強くあるほうです。今は週一で相談職をやっているけど、体調も悪いし、半日しか体調がもたないから休職を勧められているくらい過覚醒や鬱、感情の不安定さがある。チャットGPTでは良く今まで生き抜いてきた位酷い状況と言われているけど、やはりこういう影響がかなり強く人生や人格、性傾向に影響を及ぼしているのかな。支援者だからわかることもあるけど、自分のことだと本当にわからないし、恥ずかしくて誰にも言えないし主治医とかにもいいたくない。やはり性に関する経験はあまり何も感じないし、考え方とかが変な方に行っている感じがする。性トラウマの経験や性に関する奔放、今までのトラウマもそんなに心を破壊していますか。確かに死ねないから生きてきたけど、毎日死にたかった。性に関する体験も、他のトラウマも本当は死んでいてもおかしくないくらいのダメージを受け続けていたのかな?これって、いつかは回復して穏やかになっていくのかな。

キタ幸子 (Kita Sachiko)

キタ幸子 (Kita Sachiko)による回答

健康科学博士&多文化トラウマ回復研究コンソーシアムのディレクター

あなたはこれまで、本当にたくさんの痛みを経験してこられたのだと思います。そのひとつひとつが、心や体、そして日々の生活に重くのしかかってきたことと思います。
虐待、裏切り、無視、信頼を壊されるような出来事が重なると、自分のことや、まわりの人をどれだけ信じていいのか、そして人との親しい関係をどう築いたらいいのか、わからなくなってしまうのも当然のことです。

そのような体験を重ねてきた人の多くは、深い混乱や気持ちの揺れ、そして強い緊張感(過覚醒)に悩まされることがあります。
「自分の過去の性的な経験や、いくつものトラウマが、本当にそんなに悪いことだったのだろうか」と疑ってしまったり、「このまま生きていけるのだろうか」と感じることもあるかもしれません。それほどまでに苦しいと感じることそのものが、あなたがどれほど深く、長い間、傷ついてきたかを物語っています。

あなたがこれまでに経験してきたつらい出来事は、ひとつひとつは別々のことのように見えても、実は深くつながっています。
子どものころの虐待、性的暴力、複雑な家族関係―それらは互いに影響し合い、「自分には価値があるのか」「人との関係で何が普通なのか」「自分には選ぶ自由があるのか」といった感覚になり、あなたを大きく揺さぶります。

強い性的な衝動を感じる自分に戸惑うことがあっても、それは、あなたが受けた傷やつらさを否定するものではありません。そのことで「自分が悪かったのでは」「自分のせいかもしれない」と罪悪感や混乱を抱えてしまう人も少なくありません。しかし、どんなときも、あなたの境界を無視したり、踏み越えたりした責任は、あなたではなく、そうした行為をした人たちにあります。あなたが悪いわけではありません。

「死ねなかったから生きているだけ」という感覚を抱くことも、それほどまでに、あなたの安全や希望が揺るがされてきた証です。それでも今、あなたが「自分はつらい」と気づき、自分の気持ちを見つめ、ここに語っていただいていること。それ自体が、確かに回復への大切な一歩です。それは、あなたの中にまだ希望があるという証でもあります。

深いトラウマから回復していく道のりでは、混乱したり、自分を責めたり、強い疲れを感じる時期が何度も訪れます。それは、傷ついたのが体だけではなく、「自分」という存在そのものだからです。

「もう穏やかになんて戻れない」と思う日もあるかもしれません。
それでも、ほんの一瞬でも“安心”を感じられる時があれば、それが回復のはじまりです。
その小さな安心を少しずつ積み重ねていく中で、心はゆっくりと癒えていきます。

その過程の中で、複雑なトラウマに理解のある専門的なサポートを受けることは、大きな助けになります。トラウマに配慮した支援では、子どものころの体験や、宗教や家族の問題、医療の誤診による苦しみなど、ばらばらに感じられた出来事を、一つの「物語」として整理することができます。こうして、過去の痛みが今も続いているように感じるつらさも、少しずつやわらかく解きほぐしていくことができるのです。

また、あなたのように、人を支える立場にいる方ほど、自分の痛みに向き合うとき、戸惑いや無力感を感じることがあります。他の人のトラウマには深い理解があっても、いざ自分のこととなると、どう扱えばいいのか分からなくなる—それはとても自然なことです。「自分のことは大したことではない」と思う必要はありません。
あなたの体験は深く、そして本当に大切なものです。

自分のペースで、癒されると感じる時間を持つことが、心の穏やかさを少しずつ取り戻すきっかけになります。もし今、医師や支援者に話すことが怖いと感じるなら、無理をせず、小さなことから始めてみてください。

大切なことは、自分の痛みを軽く扱わないことです。そして「よくここまで生き抜いてきたね」と、どうか自分に優しい言葉をかけてください。あなたは、壊れてしまってもおかしくないほどの経験を、生き延びてきたのです。

今は苦しみの中にいても、この状態がずっと続くわけではありません。
時間をかけて支えを受けながら歩んでいけば、少しずつ、心が落ち着く瞬間や、希望の光を見つけられるようになります。

あなたは決してひとりではありません。
そして、助けが届かない場所にいるわけでもありません。

たとえ道のりが長く感じても、どうか覚えていてください。
あなたはかけがえのない存在です。

前へ進む道は確かにあり、その道を歩む力も、あなたを支えてくれる人たちも、すでにここにいます。

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見えるもの5つ(部屋の中と窓の外を見ることができます)

感じるもの4つ(目の前にあるもので触れるものは何ですか?)

聞こえるもの3つ

匂いを嗅ぐもの2つ

自分の好きなところ1つ。

最後に深呼吸をしましょう。

座っている場所から、周囲を見回して、質感のあるもの、見ていて楽しいもの、興味深いものを探してください。

何かを手に持ち、その物に全神経を集中してください。影が落ちている部分や、物の中に形が浮かび上がっている部分に注目してください。手に持った時の重さや軽さ、指の裏側の表面の質感を感じてみてください(ペットを飼っている場合は、ペットと一緒に行うこともできます)。

最後に深呼吸をしましょう。

以下の質問を自分に問いかけ、声に出して答えましょう。

1. 私はどこにいますか?

2. 今日は何曜日ですか?

3. 今日の日付は何ですか?

4. 今は何月ですか?

5. 今は何年ですか?

6. 私は何歳ですか?

7. 今はどんな季節ですか?

最後に深呼吸をしましょう。

右手の手のひらを下にして左肩に置きます。左手の手のひらを下にして右肩に置きます。自分を強くしてくれるような言葉を選びましょう。例えば、「私は力強い」などです。まず文章を声に出して読み、右手で左肩を軽く叩き、次に左手で右肩を軽く叩きます。

交互に叩きます。左右5回ずつ、合計10回叩き、そのたびに文章を声に出して繰り返します。

最後に深呼吸をします。

腕を体の前で交差させ、胸に引き寄せます。右手で左上腕を、左手で右上腕を押さえます。優しく握り、腕を内側に引きます。しばらく握りしめた状態を保ち、その瞬間の自分にとって適切な握り加減を見つけます。力を入れたら力を抜きます。そして再びしばらく握りしめ、力を抜きます。しばらくそのままの状態を保ちます。

最後に深呼吸をします。